こんにちは。
堤です。
先週、IT企業様向けに面接官研修を実施してきました。
そこで気付いたことは、
みなさん面接官に任命された方ばかりなのに、
自社の採用サイトを全く見たことがないという事実・・・
動画や先輩社員のインタビュー記事など
採用担当の方が工夫を凝らして作ったコンテンツなのに
面接官の方が全く見ていらっしゃいませんでした。
もちろん、採用選考でバッティングする競合企業の情報はもちろん
見たことも気にしたこともないという状況でした。
就職や転職活動は、まずインターネットで情報収集する
というのが主流の時代です。
自社がどんな情報を公開しているのかを知らずにいては
応募者の方からの質問へ答える際にトンチンカンな
返答をしてしまう可能性もあります。
しかも、新卒採用の場合は、
IT企業とばかりバッティングするわけではありません。
そのIT企業様は、地方に本社があるのですが、
学生は地元の金属メーカーや町役場も同時に
ブックマークしているというのが分かりました。
(リクナビの「ブックマーク」機能より)
ということは
「なぜSEになりたいのですか?」
という質問も意味がない場合があるということです。
今年は特に新卒採用が例年より2ヶ月遅れてスタートしているので
この時期でも学生は業界や職種を絞らずに幅広く活動しています。
面接では、逆に会社や仕事の魅力を生き生きと語っていただき
自社や仕事に興味を持ってもらうくらいの気持ちで望んでいただきたいと思います。
「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」
「孫子の兵法」の有名な一節ですが、
面接官も、応募者の心境を知り、採用競合と自社の情報を知ることが
採用成功への第一歩だと思います。
これからの時期、採用が非常にお忙しいと思いますが、
体調に気をつけて頑張ってくださいね。
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堤 由紀子